2008年7月27日 奈良、日本 トトロの住む公園 |
祝!旅日記第一回目です! とはいえまだ出発していないので、 今回はうちの近所の不思議な公園を紹介します。 地元では「アヒル公園」と呼ばれていて、 池にはなぜか仲のいいアヒルとカモが住んでいます。 その公園は家から3分くらいのところにあって、 隣はバス通りになっていて車の往来が激しいところです。 けど、道路から5mくらい階段を下ったところにあって、 車の音もあまり聞こえず、 木々がうっそうと茂り、鳥がさえずり、 そこだけ昔のまま取り残されてしまったような、 なにやら不思議な場所なんです。 僕らのうちは築40年の山の上の団地で、 その頃におそらくこの公園ができたと思います。 昔はきれいな公園だったんでしょうが、 40年経つといい感じに放置されて森っぽくなってきて、 新しい整備が行き届いた公園では感じられない 森林浴してる感じと、 道なき道を突き進まないと入り込めない手つかずの森ほど 込み入ってない感じがちょうどいいバランスを保ってて、 かなりいい感じなんです。 それは、ちょうど「となりのトトロ」にでてくる サツキとメイの家の隣の森みたいな感じで、 ちっちゃいほうのトトロが歩いてそうな森。 なんか行きたくなってきたから昼からいこっかな。 |
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2008年10月9日 奈良、日本 コロナな3ヶ月前 |
先週の月曜日友達とちょっとしたホームパーティーをした。 ブイヤベースとケーキをつくってちょっとオシャレな感じ。 ひとしきり話をした後、話題は僕らの世界一周になった。 僕は普段はあんまりしゃべらないんだけれど、コロナビールを飲んでちょっといい感じになってきたのもあって、 ルートはまずオーストラリアでワーホリして、次に中東アジアに行って・・とかいろんな話をしていると 本当に行くんだなって改めて感じて、心臓がドキドキしてきた。 あと3カ月。 今のところまあまあ順調に準備できているけどこれからが本番だ。 ワーホリビザ・役所の申請・予防接種・引越準備・必要なモノの調達など数えだしたらきりがない。 僕らは行く直前まで仕事をしているので、ちょっとした合間を縫ってコツコツ進めていくしかない。 嫁のユッキーにはいろいろ動いてもらわないといけないな〜。 その分やさしくしたらんなんな〜と思いつつ友達との楽しい夜は更けていった。 |
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2008年10月15日 台北、台湾
先週の社員旅行で3泊4日で台湾に行ってきた。
僕にとっては最後の社員旅行、っていっても三回目だけど。
天気は曇りでときおり晴れ間がのぞく感じ。
夏場は40度越がざららしいけど、いまの時期は寒くもなく暑くもなくちょうどいい感じだった。
最初の二日間はツアーバスに乗っての市内観光。
有名どころの観光スポットをたどたどしい日本語を話す台湾のガイドさんの連れられてあわただしく見学した。
びっくりしたのが行くとこ行くとこ日本人だらけでしかもうるさい。
週末の京都のお寺だってこんなに人いないのにな〜と思いつつちょっと幻滅ぎみ。
ただ行ったお寺は自体はよくて、日本とは違う中国っぽい鮮やかな色使いや、建物自体のスケールの大きさにちょっと感動。
二日目には一番期待していた九分(きゅうふん)へ。
ここは映画「千と千尋の神隠し」のモチーフになった町で、尾道みたいにつらつら細い坂道の両側に店がひしめいているのが特徴。
大阪の天満とか、インドのバラナシに近い感じで、道に沿って吊り下げられている赤提灯とちょっとボロイ建物がいい感じ。
茶店で高級そうなお茶を台湾式の飲み方でいただいて、ほっこりごちそうさまでした。
夜は台湾名物の夜市で、台湾人に混じって屋台で夕食。
なにやら思ったより閑散としてるな〜と思いつつエビワンタンを食べて、その後クラブに行ったら....えっ、誰もいない。
閉まってる(泣)
近くの屋台の兄ちゃんに聞いたら、台湾では月曜日と火曜日はどこのクラブもやってないらしい。
週の初めは遊ばずに働けよってことなんか?
時間の限られてる観光客には冷たいな〜と思いつつ、セブンイレブンで酒買って飲みながら泣く泣くホテルへ。
夜市も週末はたくさんの人で賑わうそうです。
台湾に行くときは週末に行くことを強く強くお勧めします。
2008年10月31日 大阪、日本
僕らが一月に世界一周に行くのを聞きつけて、昔NOVAでいっしょにレッスンを受けていた生徒さん、通称NOVA友が壮行会を開いてくれた。
一年前にNOVAが潰れて僕は30万円をだましとられた。
ある日レッスンに行くと、シャッターが閉まっていてそこに破産したという一枚の張り紙。
それをただあぜんと眺めている僕。
ニュースの1シーンのような光景だったと思う。
そんな最悪の出来事があったにもかかわらず、NOVAに対してそんな悪い印象はない。
むしろちょっといい印象。
それはたぶん普通に生活していたら絶対出会わないような年齢や職業も全く違う人と、英語を通じて友達になれたからだと思う。
レッスンを受けると、みんな年齢や職業も関係なくただ英語を習いにきた生徒になって、自然に話も弾む。
旅に近い感覚、それがNOVAの魅力だったと思う。
そんな友達に加えて先生まで来てくれて、久々の再会にみんなテンションが上がってしゃべりまくって飲みまくって、ベロベロになった(僕だけ)。
みんな職業が違うから話がめっちゃおもしろい。めちゃくちゃ楽しい夜やった。
あつこさん、マリア、えみさん、英二君そしてパトリックありがとう!
最高の旅にします!
2008年11月16日 奈良、日本
今日は僕の誕生日・・・だけどそれどころじゃない!
旅行の準備が全然進んでない、っていうか忙しすぎて進められない(泣)
買い物、旅行保険、カード類の作成や免許の更新、特にやばいのが引越しの準備。
僕らは団地に住んでいて旅行前に解約するので、荷物は実家に置いてもらう予定なんだけど、あまりというか全く準備ができてない。
「まだ時間あるやん」って、思うかも知れないけど、ありがたいことに12月末まで休日は人と会う予定でほぼ埋めつくされています。
だから予定のない休日と平日の夜にコツコツ進めていくしかないんです。
今日はそのほとんどない予定のない休日。
朝から昼過ぎまで家で片付けをして、売れそうなものをリサイクルショップに持っていった。
ギター、CD約100枚、靴入れ、ハロゲンヒーター、入らない食器や本などなど。
全部合わせて15000円くらいになった。
ただCDは「この頃にこんなことがあったな〜」とか一枚一枚に思い出が詰まっていてそのCDが0円とか10円しか値段がつかなくて、なんだか切なかった。
その夜、ユッキーといっしょにお気に入りの洋食屋 Kitchen DEUXへ。
片付けして疲れて思い出0円で切なくなってる僕に、ユッキーからサプライズの誕生日プレゼント!
僕らの新婚旅行の写真を使った手作りのジグソーパズルと手帳!!
パズルの中にはメッセージが!!!
じんわり感動。
来年はキラキラの1年になる予感がします。
ありがとうユッキー♥
2008年11月22日 奈良、日本
僕らの出発前にせっかくだからと、両親といっしょに生駒山の上にあるlucky gardenにランチに行った。
国道とは思えない程の道幅の細く険しい山道をどんどん登っていってやっと到着。
そこは見晴らしがいいのでちょっとっていうかかなり寒かったけど、外でカレーを食べた。
実は僕の両親に世界一周するっていうのを言ったのがつい一週間くらい前だったので、反対されるんじゃないかと内心ドキドキしていた。
けど、もうあきらめがついたようで、「しゃあないな〜」と言われるくらいだった。
「世界一周する」と言って心の底から「賛成や!」っていう親はいないと思う。
各地の治安・お金・帰ってからのこと・・・
誰だって自分の子供のことは心配だろうし、反対すると思う。
けれど、僕らの両親は一応、賛成してくれてる。
僕が一番恐れていたのは、そのことでケンカになってそのまま仲直りせずに行くとか、親に嘘をついて行くってこと。
そんなことにならなくて本当によかったと思ってる。
一ヶ月くらいの旅ならまだしも、長期間の旅行となるとやっぱりそういうことはちゃんとしときたいしね。
お父さん・お母さん・ユキパパ・ユキママ、ありがとう!
感謝してます!!
2008年11月23日 大阪、日本
それは吉本興行presentsの国内最大級のお笑いフェス・・・
テレビのお笑い番組を見るたびに
「生で見てる人、めっちゃおもしろそうやんなぁ〜行ってみたいなぁ〜」
とふたりで言っていたのですが、念願叶って行ってきちゃいました!
正直めっちゃおもしろかったです!!あっというまの7時間でした!
1万2千人というものすごい人ごみの中で途中何度か酸欠になりそうになって
なんとか背伸びして上の方の空気をパクパク吸ってみたり。
7時間立ちっぱなしでクタクタに疲れていたにもかかわらず、
終わった後はふたりともnonストレスな感じで、心は軽くて爽快な感じがしました。
こんなにたくさんの人を笑かすコトができて、
こんな気分にさせてくれる芸人さんたちってすごいな・・・
素直に思いました。
誰かのことを心の底から笑わすことのできる自分になりたい
だからいつも笑いという言葉の頭に「お」をつけて
僕は持ち歩いている
すぐに誰かにあげられるそのために
LIVE STAND 公式テーマソング 「LAUGH! LAUGH! LAUGH!」
作詞・作曲 槙原敬之 より
これぞ芸人スピリッツ!!!
2008年11月29日 奈良、日本
僕は旅が好きだ。
学生のときに建築を見るためにヨーロッパやインドなどを訪れて、旅にはまった。
普段の生活では感じられないどこまでも広がる開放感と自分とは完全に違う生き方をしている人との刺激的な出逢い。
一方でみんながみんなそう感じるんじゃなくて旅が嫌になった人もたくさんいると思う。
自分がそう感じれらてラッキーだったと思っていたけど、つい最近それが偶然じゃなくて必然だったことを知った。
僕がまだ小学校低学年くらいだったころ、おばあちゃんの家でおじと遊んでいたら、ちょうどイラク戦争のニュースが流れてきた。
アメリカのミサイルがイラクに向けて発射されている映像。
そのときにおじが「イラクの人、優しかったのにな〜」とポツンと残念そうにつぶやいた。
他にも、小学生の僕には、ちんぷんかんぷんな全然知らない国の硬貨を見せてくれたりしたので、おじが旅好きだったのは、ぼんやりと頭の片隅に残っていた。
それを思い出したので、おじに連絡をとってみると、頭がぶっ飛ぶような事実が発覚!
僕のおじ、柳川信隆は、旅好きどころではなく冒険野郎だったのだ!!
なんと今まで自転車で世界一周した日本人58人の中の1人!!
(自転車で世界一周した人、ペダリアンへ)
およそ6年の歳月をかけて4大陸30000kmを走破!!!
途中で自転車を盗まれたり、ニューヨークで働いたり。
何より驚いたのが20年以上前だったこと。
今でこそ世界一周する人はほどほどいるけれど、20年以上前でネットもない時代にチャリで世界一周なんて身内ながらもすごすぎる。こんなすごい人が身近にいるなんて・・(絶句)
この衝撃は次回につづく・・・
2008年11月30日 奈良、日本
この前の日曜日、友人たちと鍋パーティーをしました。
彼女たちとの出会いはちょうど1年前・・・
結婚を機に何か事務系の資格が欲しいと思って医療事務の学校に通い始めたのがきっかけでした。
3ヶ月という短い期間だったけど、毎日みんなで頭をつきあわせて勉強して、試験前には集まって必死で勉強会をしました。
結果は見事に全員合格!
結局私はやっぱり料理から離れることができずにいますが、この仲間に出会えたことは本当にステキな出来事でした。
話はパーティーに戻って・・・
鍋も後は雑炊をしようかというころ、リビングから「ゆきちゃん、たっくん何飲むぅ?」とゆかちゃんの声。
内心「おなかいっぱいやのになぁ」と思いながらもリビングに行くと、テレビがついていて、何気なく見るとそこには見覚えのある笑顔が・・・
「さかやんや〜ん!」
そう、それはまぎれもなく、今、目の前にいる彼女!!
「なんでなんで〜?」って騒ぎながらもテレビには今日のメンバーが続々と旅立つ私たちへのメッセージを送ってくれています。
最後にゴリちゃんと間違ってゴリラのぬいぐるみを映してるっていうオチまでついて(笑)
と思ったらまだ続きが!
小学校の時の友達や会社の同僚、私たちのキューピット、父や母まで!!
びっくりするやらうれしいやらで号泣していると、いつの間にか部屋には私とたっくんのふたりっきりに・・・
すると隣の部屋からひろくんのピアノ「ミッキーマウスマーチ」の音とともに特大の蝶ネクタイをつけたみんなが行進してきました。
そしてみんなそろって一礼!私とたっくん思わず拍手!!
ビリーブの替え歌、その名も「松本夫婦へのビリーブ」を大合唱してくれました。
私はさらに号泣・・・たっくんの目にも涙が浮かんでいました。
みんないつの間にこんなすごいことしてくれたんやろ・・・
誰も教えてくれへんかったし!!(ってあたりまえか(笑))
未だかつてこんなにうれしい本物のサプライズがあったでしょうか!
初めての経験に私もたっくんもなかなか言葉が見つからず、ただただ「ありがとう」を繰り返していたような気がします。
さかやん、はらっちょ、ゴリちゃん、ゆかちゃん、パパ、ひろくん、ゆうちゃん、そしてビデオレターに出演してくれたみんな!
本当にありがとう!!!
みんなに出会えて本当によかった。
この感謝の気持ちは絶対忘れません!
一生の宝物です!!
「最後にみんなで記念撮影しよう!」
「賛成!」 「はいチーズ!!」 |
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「イエーイ!」 | |
「カシャ!」
(止まらないカメラのシャッター音) 「・・・」 |
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「カシャ!カシャ!」
(全然止まらないカメラのシャッター音) 「・・・・・・」 |
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「あれっ?」 | |
「なんかミスって連続撮影になってるんちゃうん!?」
「えっ〜!」 |
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「うわっ!止めにいかなっ!!」 | |
「ドタドタ」(止めにいく足音)
「やばいやばい、どないなってんねん!」 |
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「タイマー初めて使ったからな〜(照)」
「たっくん、何してるんよ〜!」 |
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「今日最高やわ〜!!!」 |
最後までサプライズ?な1日でした。
2008年12月15日 奈良、日本
お待たせしました。
おじの冒険話の続きです。
自転車で世界一周よりも更にすごい記事を発見!
僕のおじ柳川信隆はそんじょそこらの冒険野郎ではなく、正真正銘本物の冒険野郎だったのです!!
なんと日本人で初のアマゾン川完全制覇!!!
手作りのイカダで、2ヶ月以上かけてアマゾン川を下りきるという偉業を達成した!!!
途中、ワニに遭遇したり、現地の人ですら恐れる「モリーノ」という激しい渦巻きにもまれて命の危険にさらされ、さらに蚊の大群に毎日襲われながらも病気のひとつもせずに無事帰還!
食事は川沿いの先住民に食料を分けてもらっていたという・・・
どこからそんな勇気が湧いてでてくるのだろうか・・・?
ここまできたら、なんだかすごすぎてため息しかでてこない。
そんな冒険野郎も今は一児のパパ。
見るからにやさしそうな感じで冒険野郎の片鱗すらありませんが、心の中にはメラメラと燃える情熱を持っているに違いない。
僕にはそんな冒険野郎の血が流れている。
その血は僕に勇気をくれる。
僕は旅のサラブレッド。
どこまでもいける。
2009年1月2日 奈良、日本
先月の26日で4年間勤めた建物の設計事務所を辞めた。
たった4年間しかいなかったけど、振り返るとかなり大変で充実した時間だった。
僕の仕事は建物の構造設計だ。
構造設計はいわゆるデザイナーとかがやっている建築デザインと違って、建物を地震などに対していかに安全につくるかを主眼においた仕事だ。
大量の知識と経験がいるのに加えて、他の事務所とのやりとりや仕事の段取りなどわからないことだらけで、終電で帰る日もざらにあった。
帰ってからも次の日が怖くて眠れない日が続いたりした。
仕事に本当に行きたくなかった。
それからしばらくすると耐震偽装事件で法律がガラッと変わって、構造設計者みんながほぼすべてを1から勉強し直さなければならなくなった。
知識のない僕にとっては、周りの人に少しでも追いつくちょうどいい機会になった。
そんなこんなであっという間に月日が過ぎた。
構造設計をしばらくやってみてわかったことは、奥の深さ。
最初入ったときはちょっとやったらわかるだろう、と思っていたけど、10年・20年やっても「極める」なんてことはできないと思った。
多分どんな仕事もそうだと思う。
何十年かかってもできないんだったら、今辞めたほうがいいと思った。
旅は今しかできない、けど設計はやろうと思えば後からでもできる。そう思って会社を辞めた。
他にもやりたいことが山のようにあるから先のことはわからないけど、そうしよう!
会社に入ってよかったことはたくさんある。
社会人として働いて、ある程度の一般常識や世の中の仕組み・考え方を知ることができたし、いい出会いもたくさんあった。
一度社会人として働いてから旅にでるのと、働かずに旅にでるのでは全く違うと思う。
やっと最後の仕事が終わった時、「やった〜!終わった!旅に行ける!!」っていう感じじゃなくて、 「ふ〜っ、疲れた〜。やっと終わった。」と思った。
本当に大変だった。心も体もくたくただった。
ユッキーの「ご苦労さまでした」っていう言葉が胸に響いた。
会社を辞めてからしばらく経ったけど会社を辞めた実感が全くない。
お正月休みでみんなが休みだからかも知れないけど、年始からでも普通に仕事に行ってしまいそうな感じ。
大学を卒業して会社に入る前、体に繋がれていた鎖がじゃらじゃらと音を立てて切れていくような感覚を味わった。
一般社会っていうどうでもいいものに束縛されていたのがなくなってほったらかされた感じ。
僕は自由だ!!そう思った。
今回もそんな感覚なのかな〜と思っていたけど、普通の休みを過ごしている。
それは多分、今はユッキーがいてくれているし、みんなが旅を応援してくれているから。
たくさんの人がいってらっしゃいと笑顔で送り出してくれる。
今の僕らには「鎖」じゃなくて人との「つながり」がたくさんあるんだな〜と思った。
今回の旅はそんな「つながり」を大切にして旅をしていきたい。
2009年1月10日 奈良、日本
人生で最も楽しくエキサイティングなことは選ぶことだ。
服を選ぶこと、レストランで料理を選ぶこと、仕事を選ぶこと、恋人・結婚相手を選ぶこと。
服を選んで失敗すれば、着なければいいし、また買えばいい。
けれど自分にとって大切なものであればある程、服みたいに取り返しがつかないからみんな真剣に選ぶ。
大切なものであればある程、選ぶことはおもしろい。
なぜならその選択で自分の人生が変わるからだ。
人生の分岐点っていうやつは自分にとって一番大切なものを選ぶときだ。
今僕らはそこにいて普通の人とは違う選択をした。
仕事を辞めて旅にでるという選択。
決められたレールの上を歩いていくのが嫌だった。
このホームページのタイトル「drops」には既成社会とは違う独自の価値を求めるという意味がある。
自分達が本当にやりたいこと・興味があることをやって生きていこうという想いで名付けた。
そして今、本当にやりたいことは旅だ。
僕にとっての最初の旅はヨーロッパの建築を1ヶ月かけてまわる旅だった。
どの建物もすばらしかった。
ただ帰ってきてから旅を思い出してみて、最も印象に残っていることはいい建物ではなくて見知らぬ土地での人との出逢いだった。
人が好き、素直にそう思った。
自分の思い通りにはいかないこと。流れに流されたらうまくいくこと。人を許すこと。人生、楽しんだもの勝ち。
言葉にすると当たり前のことだけど、そんなことを実感して価値観や人への接し方は大きく変わった。
今の僕があるのは、旅のおかげだ。
今回の旅で忘れてはならないのが、大切な存在、妻のゆき。
もともと結婚もせずに1人で旅するつもりで準備していたんだけど、予想外の結婚。2人で旅することにした。
ゆきがいなかったら僕はまだ会社で「普通」に仕事をしていたと思う。
出発する時期を決めかねていた僕の背中を押してくれたのはゆきだった。
ワーホリの年齢制限・将来は子供も欲しい、社会復帰の年齢・・・
タイミングは今しかなかった。
いっしょに行ってくれるゆきには本当に感謝している。
旅を振り返って「行ってよかった〜」と心から思えるように、僕らの選んだ道が本当によかったと思えるように、旅を死ぬほど楽しみたい。
そして応援してくれている友達や家族、ホームページを見てくれている人と僕らの旅を共有できるようにホームページも楽しんで更新していきます。
おじが僕らにこんな言葉を贈ってくれました。
Travel is perfect freedom.
いってきます!