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diary in Europe 3

  1. ビールのちマラソン
  2. 再会のキセキ
  3. 再会のキセキ 2
  4. 小便小僧の町
  5. パリとコモときどきチョコ
  6. 山田さんちに居候
  7. 山田さんちに居候 2
  8. EU最後の都市ロンドン

251日目 , 18th September 2009  Berlin , Germany

ビールのちマラソン

ベルリンの壁

チェコからバスと電車で半日かけてドイツの首都ベルリンに到着。

南の田舎のフッセンには1ヶ月前に来ていたけど、町の雰囲気が全然違う。

の〜んびりしたフッセンとは対照的にきびきびしたヨーロッパの都会って感じがする。



宿についてドミトリーの部屋で休憩していると、ガチャっとドアが開いてスーツケースを持ったちょっと小太りのおっちゃんが入ってきた。

あいさつをしてちょっと話したらリアクションが「わざとなん?」っていうくらいめっちゃ大きくて、荷物をおいたら「フゥ〜〜疲れたぜ〜」みたいなリアクションをしてたりする。

ちょうど、なだぎたけしがデゥランをやってるような(僕らの出発前はこれがけっこうはやってた)ザ・アメリカ人っていう感じのしゃべりと行動をしてる。

それを見ているとなんだかかわいくて興味がわいて話していると、彼の名前はアレックスって言ってロンドンに住んでるギリシャ人らしい。

おっちゃんに見えてたけど僕と同じ26歳。

そして彼は明後日にあるベルリンマラソンに参加するという。

そういいながら、自慢するように僕らにゼッケン番号を見せてくれた。

「すげーな〜!」と思って話は弾む。


僕「今日は練習するん?」

アレックス「昔、足ケガしたからここでは休憩するんだ。」

僕「今までどれくらい練習してたん?」

アレックス「一回も練習してないよ。」

僕「えっ・・・マジで?」

驚くべきことに、彼は一回も今回のフルマラソン42.195kmを走るために練習してないらしい。

僕「ほんまに走れるん?」

アレックス「前回のロンドンマラソンでも一度も練習せずに5時間くらいで完走したから大丈夫だよっ。」

とのこと。

マラソンランナー

その日、ベルリンの町を観光に行ったアレッススが帰ってきて言った最初の一言

「ベルリンはすごく広くて疲れて死にそうだよ!」

一回もマラソン走ったことないからわからんけど、そんなんで走れんのかな〜。



その日の夜、僕らはマラソン選手しか入れない選手村みたいなところにアレックスに連れて行ってもらった。

そこは昔ナチスが作った飛行場を利用していて、つい去年までは空港として使われていたらしい。

中に入ると、まだ荷物をとるベルトコンベヤーやゲート、飛行機なんかが飾られていておもしろい。

飛行機に乗り降りするところでは、スポーツブランドのショップや、ビール、ソーセージやパスタなどいろんな食べ物屋が軒を連ねている。

マラソンマネキン

元空港の会場

元空港の会場2

人もめっちゃいっぱいいて、マラソン大会というかお祭り。

まずはドイツビールで乾杯!

久々のビールはめっちゃうまい!

アレックスと乾杯

僕らが飲んだビールは麦がたくさん入っているらしく濁っていた。

それを全部飲めるように最後の一口になるとかき混ぜて一気に飲むのがドイツ流。

おつまみはソーセージとステーキ。

しかもその場でおっきな網で焼いてくれる!

ソーセージはぷりぷりやし、ステーキもめっちゃ柔らかくておいしい!!

網焼きソーセージ

飲んでいるとアレックスは人に話しかけまくる。

そしてみんなと仲良くなる。

これは彼の人柄と才能なんだな〜って思った。

その日はがっつり飲んで、宿に戻ってベッドで熟睡。



翌日、僕らは彼の勇姿を見ないまま、お別れをしてボンへ向かった。

がんばれ!!アレックス!!!



P.S.数日後彼から連絡があって見事42.195km完走したそうです


We met Alex in Berlin . He was gonna join Berlin marathon without preparing !! We drank beer and had sausages and steaks together . 2 days later he finished running for 42.195km!!!


253日目 , 20th September 2009  Bonn , Germany

再会のキセキ

ケルンの駅

事前に調べていたベルリン発ボン行きの列車がなぜだか来ない・・・

仕方なく次の列車に乗ってボンへ向かった。

なんとしてもその列車に乗りたかった。

なぜならオーストラリアで出会った友達と駅で待ち合わせをしていたからだ。

2時間遅れでボンに到着。

僕らは携帯を持っていないので途中で連絡もできなかったので、急いで駅の公衆電話に向かった。

またまたなぜだか電話をかけるもつながらない・・・

なんども電話番号を押していたそのとき・・・

「yuki〜!!」

と聞き覚えのある声が!

なんとそこには待ち合わせをしていたビエラとアイリーナが!!!

着くのが遅くなっていたので心配してあたりを探しまわってくれていたら、ちょうど僕らを見つけたらしい。

すごい偶然!

あいさつを済ませると車で今日僕らがお世話になるアイリーナの実家に連れて行ってもらった。



彼女達とはオーストラリアのウルルツアーからの仲で、僕らがケアンズに住んでいた時も遊びに来てくれた。

今回は半年ぶりにドイツに住んでる彼女達に会いにきた。

2人はいとこ同士。

2人とももう休暇を終えて、ビエラは大学、アイリーナは会計士としてここドイツで過ごしている。

僕らもあと半年くらいしたらこんな生活に戻るんだな〜っと残念なような楽しみなような感傷的な気分になった。

ワイン畑で



車で30分程走ると、アイリーナの実家に到着。

玄関を開けると待ってましたといわんばかりにお父さんとお母さんが笑顔で僕らを迎え入れてくれた。

それに応えようと、行きしなにビエラに教えてもらったドイツ語で、カタコトのあいさつ。

それが終わるとパパママは笑顔でニッコリ。

どうやらちゃんと伝わったらしい。

よかった〜。



それからお母さんが用意してくれていた夕食をいただいた。

まず始めにあったか〜い具だくさんのスープ、ボルシチにはじまり、トマトソースをかけたやわらか〜い肉、マッシュポテト、サラダ、デザートと最高のフルコース!!

最高の夕食

もちろん味は最高!!

はちきれんばかりにお腹いっぱいいただいた。

アイリーナの一家はロシアンジャーマンで、もともとはロシアに住んでいたので、家ではロシア料理をよく食べるし、家族同士はロシア語で話している。

ママパパは第二次世界大戦中は、ロシアとドイツのどちらの国からも国民じゃないと言われて苦労した話や、ドイツの社会システムなんかについていろいろ話してくれた。

日本で当たり前のコトが当たり前じゃなかったり、逆に似ていたり同じだったりすることもあっておもしろかった。

僕は今まで行った国の中でドイツ人が一番日本人と似ていると思う。

最初はサッカーのゴールキーパー、カーンのイメージでめっちゃいかつい顔つきの人ばっかりだと思ってたけど、やさしい顔をしている人がほとんどでとっつきやすい。

見た目だけじゃなくて内面も、ちょっと控えめだったり、家に行くときはお土産を持って来てくれたり・・・

こんなに遠く離れているのに不思議やな〜。



お腹も心も満たされて、その日は3階の屋根裏部屋みたいなかわいい部屋でぐっすり就寝。

屋根裏部屋

明日は4人で観光です。


We met Vera and irina in Bonn . We had a meeting at 2pm but we arrived there at 4pm . I thought it is difficult to meet up . But we met at the station easily !!!


254日目 , 21st September 2009  Koln , Germany

再会のキセキ 2

翌日、ドイツ人の友達のビエラ、アイリーナと僕たちの4人は、ボンから列車で30分ほどの距離の町ケルンに向かった。

2人共、学校・仕事が休みなのにわざわざ案内してくれるのだ。

ケルン駅に着いて駅から出るとすぐにとてつもなく大きい教会が目に飛び込んで来た。

それは僕が前々から行きたかったケルン大聖堂だった。

ケルン大聖堂

ケルンと言えばここって言うくらいの観光名所らしく、広場は観光客でにぎわっていた。

中に入ると、ちょうど太陽の光がステンドグラスを通して教会の床に影を落としていた。

すごくきれい。

ケルン大聖堂の内部

ビエラ達が教会の中をまわりながら、キリスト教の思想だとか宗教画の説明をしてくれてすごくよく分かった。



いったんそこに出てから、この教会の目玉、塔に登ることにした。

昨日ビエラ達から

「頂上まで500段くらいあってかなりしんどいけど、どうする?」

って聞かれていた。

「大変やろうけど、せっかくやから登るよ」


塔の入り口に向かう途中で、塔から降りて来た小学生くらいの女の子が

「見てみて!」

と言って家族に自分の足がけいれんしてワナワナしているのを見せていた。

そんなにしんどいん?って僕らもちょっとビビりながら登り始めた。

100段でハァハァ言ってきて、200段くらいでゼェゼェ息切れして休憩。

きつい。

これ以上休んだら登れなくなると思って、そこからは一気に一番上まで登った。

頂上に途中で塔の先端の三角錐の部分が下から見えた。

塔のてっぺん

頂上からはケルンの町が一望できた。

登ってきたかいがあったな〜。

しかし、ここから帰り道は自分の体重が足にかかる分、負担が大きくて、地上に降りるとワナワナ一歩手前。

ビエラのいとことも合流して、オープンカフェで座って休憩。

ドイツビールを飲む。

冷たくて、アルコールが強くないから飲みやすい。

ドイツにはビール、ソーセージともに何百種類もあるらしい。

そして地域によって、僕らはこれ!みたいなお気に入りのビール以外ほとんど口にしないらしい。

2人が口を揃えて

「このビールがベストなの!」

って言っていた。

日本ではなじみのうすいケルンだけど、世界的には結構有名でここはオーデコロンの発祥地。

ケルンはドイツ語で"コロン"、オーデコロンはフランス語で"コロンの水"っていう意味。

ビエラ達のホームタウンのボンも"HARIBO"っていう動物の形をしたグミの発祥地。

"HARIBO"の"BO"は"BONN"の"ボ"なんだって。

話している間に夕方になったので、ボンのアイリーナの実家に戻った。

そしてまたアイリーナママの超豪華な手料理をいただいて早めに就寝。



次の日、仕事にいくアイリーナの車に乗って駅前まで送ってもらった。

次の目的地、パリへ夕方に向かうので、午前中は僕ら2人でボンを観光して昼の2時に大学終わりのビエラと仕事を半休できりあげてくれるアイリーナと会う約束をして別れた。

それからパリへの列車や宿をネットで探したけどうまく見つからなかったのと、まだ日程に余裕があったのでここから列車で2時間のベルギー、ブリュッセルに目的地を急きょ変更!

列車の時間を駅で聞くとちょうど昼の2時。

これは会えないな〜と思って、アイリーナに電話した。

「2時にここを出てブリュッセルに行くから会えへんねん・・・」

って言ったら

「私たちにはできることがもうないわ」

と残念そうに言った。

「ほんとにごめん。両親やビエラによろしく言っといて」

と電話を切った。



2時。

残念やったね、と2人で話しながら駅のホームに向かった。

そしたらなんとそこにいるはずのないビエラとアイリーナが!!!

「まじで〜!」

といってハグ!

ユッキーはもう泣いている。

2人はブリュッセルへの列車の正確な時間とプラットフォームを駅で聞いて、この時間だと推測して僕らを待っていてくれたらしい。

なんていい子たちなんだ。

こんなときいつも笑顔で別れてきた僕だけど、このときばかりは鼻水がでて半泣きになった・・・

出発までの10分という短い時間だったけど、ちゃんとお別れのあいさつができてよかった。

なんか慌ただしく終わっちゃったこのボンでの日々は忘れない。

ありがとう!

ビエラの家族と


Vera , irina and we went to Koln . we visited very big Koln church and tower . Tower has 500 steps to the top and we reached that . We were so tired but enjoyed so much . The 3rd day , we had plan to meet Vera and Irina before departure to Paris . But we changed our destination , Brussels because of fully booked train . We thought we can't meet up but we did !! Thank you so much , Vera , Irina and her parents . We appreciate you !!!


256日目 , 23rd September 2009  Brussels , Belgium

小便小僧の町

ビエラ、アイリーナと別れて次に向かったのはベルギーのブリュッセル。

ベルギーの町並み

ベルギーの町並み2

ブリュッセルと言えばなんといってもチョコとワッフル!

町の中心に行くとやっぱりベルギーワッフルの店がたくさん・・

早速おいしそうな店でワッフルを買って、もぐもぐもぐ・・・おいしい!!

ベルギーワッフル

ワッフルは四角くて砂糖を上から雪のようにまぶしたのが伝統的なものらしい。

甘いもの好きのゆきは上機嫌で町を散歩。



ワッフルを片手に町をぶらついていると何かに引き寄せられるように観光客が同じ方向にむかってぞろぞろ歩いていく。

何かな〜と思って流れに乗ってついていってみると、そこにはあのマネケンのワッフルのキャラクターにもなっている小便小僧が。

小便小僧

ガイドブックで写真を見たときは立派な像なんだろうなって思ってたけど、実際見ると50cmくらいしかなくてめっちゃちっちゃい。

しかもなんか服着てる。

なんかちょっと拍子抜け。

近くの博物館に行って分かったんだけど、その小便小僧には世界各地から洋服が送られて来てよく着せ替えをするらしい。

日本から送られて来た服もあって、桃太郎や侍の衣装も博物館に飾ってあってなかなかおもしろかった。



そしてベルギーはなんといってもチョコで有名。

店にショウウィンドウにはチョコがたくさん飾ってある。

カラフルなマネキンの形をしたチョコもあった。

小便小僧のチョコ

けどけっこう高い・・・

僕らの分は諦めて、次にミラノで会う友達のためにおいしそうなチョコを購入。

これで会う準備は万端!



それからは広場や公園に座ってのんびりしたり、のみの市にいったり・・・

広場

公園の虹

なかなか楽しくすごせたブリュッセルでした。


We were in Brussel . We went to manikin pee and had waffle .


259日目 , 26th September 2009  Paris , France and Como , Italy

パリとコモときどきチョコ

ブリュッセルで数日過ごした後、フランスのパリへ。

ユッキーにとっては初めてのパリ、僕にとっては3回目のパリ。

1回目は大学のサッカー部での海外遠征、2回目は一人旅で一週間程過ごしたことがある。

駅を出て宿を探していると物価の上がり具合に驚いた。

安いところで1泊60ユーロもする!

高すぎやろと思いながらも宿をとって観光へ。

1日目はユキがいきたがってたルーブル美術館へ。

ルーブル美術館

僕は5年前にいったことがあるから正直特に期待はしてなかったけど、収蔵作品が多すぎるのと前回行ったのが5年前ということで新鮮に感じれてよかった。

ルーブル美術館内部 ルーブル美術館内部2

それから凱旋門とエッフェル塔へ。

エッフェル塔

凱旋門

パリに来たな〜っていう感じがしてよかった。



2日目は僕も初めて行くベルサイユ宮殿へ。

宮殿に着くと、スペインのアルハンブラ宮殿を思わせる長い行列が見えた。

うんざりしながら一時間くらい並んでやっと中へ。

そして入場料に音声ガイドが含まれていて、この旅初めての日本語での解説付きで見学した。

これがめっちゃよかった。

宮殿の内部は豪華絢爛で、しかも宮殿の背景とか各部屋の当時の様子が日本語だからすんなり頭に入ってきて興味深かった。

ベルサイユ宮殿

ベルサイユ宮殿で待たされたのでイタリア行きの列車に時間ギリギリで乗ってコモへ。



コモはスイスとイタリアの国境近くの湖で、イタリア有数のリゾート地。

お金持ちはボートを湖に浮かべてクルージングしたり、別荘でのんびりしている。

僕らはそうはいかないけど、フェリーに乗って小さな町に遊びに行ったり、公園でのんびり湖を眺めたりと優雅な休日を過ごした。

verrena



そんな日々を過ごしている間に僕らは禁断の果実に手を触れてしまった。

それは「ベルギーチョコのつまみぐい」

物価が高かったからスーパーでパンを買ってのサンドイッチ生活をする中で、ミラノに住んでる友達のために買ったベルギーチョコがチラチラ脳裏をかすめた。

そしてゆきが「お腹減った〜。チョコ食べていい?」と何度も聞いてくる。

最初はダメって言ってたんだけど、ついつい押し切られてOKを出してしまった・・・

あれよあれよという間にチョコは減っていき、コモの最終日には1/3くらいに・・・

ここコモでお土産を探したけどいいのが見つからず、ミラノの友達にはお土産なしで会いにいこうと静かに2人で約束を交わし、友達の待つミラノに向かった。

コモ湖の朝焼け


We went to Paris and Como ,Itary . They were nice . We went to the Louvre museum , eiffel tower and versailles palace in Paris . We visited some small village like Bellagio by ferry in Como .


263日目 , 30th September 2009  Milano , Italy

山田さんちに居候

公園でのんびり

正午、ミラノの駅。

約束の一時間前に到着した僕らはワクワクそしてちょっとドキドキしながら列車から降り立った。

駅の真ん前に大学があって、建物も新しく学生の街っていう感じがする。

駅前の広場でしばらく待っていると、見覚えのある顔が近づいてくる。

僕らが手を振ると手を振り返して笑顔で答えてくれてた。

「松本く〜ん、ゆきちゃ〜ん!!」

聞き覚えのある日本語とともに山田さん登場。



山田さんは僕の大学の建築学科の友達で、今はミラノの設計事務所で働いている。

学生のときは、課題があると毎晩他の仲間といっしょに製図室に泊まり込んでいっしょに建築をしてた仲だ。

僕らの結婚式にも来てくれたからゆきのことも知っている。



「久しぶり〜!」

久しぶりに会った山田さんはミラネーゼって感じのきれいな服を着てて、2年前の結婚式のときのイメージよりやせていた。

なんでもイタリア料理はおいしいだけじゃなくて体にもいいらしく、イタリアに来てから5kgやせたらしい。

そのまま歩いて山田さんちに案内されると、そこはめちゃくちゃきれいなマンションで内装もおしゃれ。

そして中からは山田さんの彼氏、ブルガリア人のポポが笑顔で迎えてくれた。

ポポはイタリアンレストランのシェフで料理がめちゃくちゃうまいらしい。

僕らはそれをメールで聞いていたので、それを励みにおよそ3ヶ月に渡るサンドイッチ生活に耐えてこれた。

早速僕らのためにパスタを作ってくれるという!

ポポが料理を作ってくれている間、ビールを飲みながら山田さんにこれまでの旅がどんなだったかを話したり近況をきいたりしていると・・・

ガーリックのおいしそうな匂いのする料理とともにポポが登場。



エビとズッキーニのパスタ!

一口食べるとエビとズッキーニのうま味が口中に広がる!!

これだけ期待していたのにそれを超えるおいしさに感動!!

シンプルな材料だけをつかっているのにほんとにおいしい。

ちょっと涙が出そうになった。

料理は人を幸せにするな〜としみじみそんなことを思いながら味わう。

山田さんが通訳してくれてポポとも話したけど、日本人みたいに気をつかうめっちゃやさしいいいヤツ。

そして山田さんのイタリア語の流暢さに驚いた。

やっぱり外国人の恋人がいてると言葉ってすぐ覚えられるんかな〜。



山田さんはポポといっしょにいてると、めっちゃうれしそうで元気!

それを見ているとなんだかこっちも元気をもらう。

山田さんとポポ

全然ここでは気を使わなくていいのも2人の出してる空気感がやわらかいからかな〜。

ワインも一本空けて僕らはそのままベッドでぐっすり。

山田さんはそのまま仕事へ。

イタリアではちょっと酔っぱらってても、遅刻してもいろいろ言い訳したら大丈夫らしい。

いいな〜イタリア

いいな〜ミラノ

ここでは体の芯から休息できそうです。


We were in Milano to meet our friend , Yamada-san . Yamada-san looked so happy and fine . I guessed because of her boyfriend Popo . Popo is chef in Italian restaurant and he cooked real pasta for us ! It was so delicious !!


265日目 , 2nd October 2009  Milano , Italy

山田さんちに居候 2

山田さんちに泊めてもらって今日は朝から観光に行くことにした。

仕事にいく山田さんを見送って、ポポに昼ご飯のパニーノていうサンドイッチを用意してもらう。

こんなによくしてもらっていいんかな〜。



メトロに乗ってまず向かったのは、ドゥオモ。

ミラノのドゥオモはここ15年くらいずっとファサードの掃除をしていて外観が見えなかったけど、最近やっと掃除が終わって再び姿を現したらしい。

ミラノに住んでる人もこんなすごかったんや!って思ってるって山田さんが教えてくれた。

ミラノのドゥオモ

広場から見てみると、かなり大きくて荘厳な印象を受けた。

石もめっちゃ白くきれいになってて、建設当時の姿をイメージするのに充分なものだった。

さらにこの教会がすごいのは、階段を登ったら屋根に登れるところ。

人々が祈りを捧げているその上を歩いて見学できるのだ。

ミラノのドゥオモの屋上

今までで初めての経験でおもしろかった。



それからドゥオモのとなりにあるガレリアに行ってから公園で読書。

ミラノのガレリア

久しぶりに新しい日本語の本が読めるとあってユッキーはうれしそう。



今回の旅をして初めて知ったことはいくつかある。

その中の一つが、読書のおもしろさ。

日本にいてるときは仕事でパソコンばっかりだったから目が疲れる、実際の世界のほうがおもしろいに決まってるっていう理由で、僕は全く本を読まなかった。

仕事の休憩時間に本を読んでいる人が理解できなかった。

なんで休憩やのに疲れることするん?って思ってた。

けど、モロッコの宿でたまたま見つけた高野和明の「13階段」を読んでからというもの、文字の羅列ってこんなにおもしろいものなのかと感心してちょこちょこ読むようになった。

今でも目は疲れるけど、現実とは違った世界を感じれる本がけっこう好き。

最近読んだ本でのベストは、石田衣良の「BLUE TOWER」

何年前の本か知らないけどほんとにおもしろかった。



ベンチにもたれて本を読んでいる間も、みんな思い思いの時間を公園で過ごしている。

ミラノの公園

ミラノの公園2

こんなのんびりした雰囲気が好き。



夕方、山田さんカップルと待ち合わせをして、ピザを食べにいった。

僕らが今までおいしいピザを食べてないと言うと、ポポが

「イタリアにきてピザを食べないなんてダメ、問題外だよ。」

って言ってたのでおすすめのおいしい店に連れて行ってもらった。

そこは地元の人がよく行く店で、いつも混んでいるらしいけどたまたま空いててすぐに入れた。

4人でそれぞれ、2種類の生ハム・4種類のチーズ・キノコのピザを頼んでみんなでシェアした。

けっこうでっかいピザがでてきて、めっちゃおいしい!!

全部抜群に美味しかった。

特に4種類のチーズの味が楽しめるピザが最高で、こんなにもチーズで味が変わるのかと驚いた。

ワインも飲んでいい感じに酔って、いい気分で熟睡。



翌日の早朝、ロンドンへ出発。

バス停まで山田さんたちがわざわざ見送りに来てくれた。

本当によくしてもらった3日間、感謝しまくっても足りないくらい。

山田さん、ポポ、ほんとうにありがとう。

山田さんちにて


We went to the Duomo , Galleria and big park . We enjoyed reading some novels . I haven't had interest in book before traveling . But I am intersted in that because I understood how nice books are .


267日目 , 4th October 2009  London , UK

EU最後の都市ロンドン

ミラノから飛行機で2時間、イギリスのロンドンに到着。

ロンドンの空港

今までEU圏の国境はすべて素通りだったのに、到着すると入国審査でいろいろ聞かれた。

EUの中でイギリスは他とはちょっと異質な地域なんだな〜と思った。

バスで市内まで移動して予約してた宿に向かった。

ロンドンの町並み

そこがネットで書いていた内容とは全然違っていた。

ロンドン市内まで電車ですぐ、宿は最寄り駅から2,3分って書いてたのに、市内から最寄り駅のcrystal palace 駅まで行くのに30分に一本ある電車で30分で、そこから坂道を徒歩15分歩いてようやくたどり着いた。

バックパックを背負っての坂道はかなりこたえた。



crystal palace っていうのは世界で初めて万博が開催された場所で、駅前に名残の大きな公園があった。

けどもう100年以上前の鉄の建築は今はなくて代わりにしょぼい博物館が公園内にあるだけだった。



その日はのんびり休んで翌日から観光開始!

ロンドンバス

まずはミレニアムブリッジとテートモダンへ。

ミレニアムブリッジ

「ミレニアムブリッジは何年か前まで風で振動するから閉鎖になってて、テートモダンは工場をリノベーションした建物やねんで。」

ってユキに教えてあげると、僕に

「いつも私と話してること忘れるのにそんなことは覚えてるねんな〜」

とぶーぶー言われながら橋を渡った。



そう、僕はこの旅を始めてから物忘れがめちゃくちゃ激しくなってしまった。

そしてついたあだ名が「ウータン」。

2、3分前に手に持っていたものをどこに置いたのか分からず、オランウータンみたいにウロウロウロウロ探すところから命名されてしまった。

ちなみに最近は直そうと意識してちょっとはましになっている。(と自分で思っている)

テートモダン内部



そこから国立美術館へ。

ここに来てロンドンのすばらしいところが推測から確信に変わった。

なんとロンドンの観光施設は全部タダ!!

僕らみたいな旅行者にとってこれほどうれしいことはない。

なんたって、ここ国立博物館ではゴッホやクリムトの大作が気軽に見れるんだから!

電車とかはめっちゃ高いけど・・ご飯も高くてまずいけど・・ロンドンは意外に旅行者にフレンドリーな都市なんです。



鑑賞しててめっちゃいいな〜と思ったのがゴッホ!

何がイイって色使いがめっちゃいい。(当たり前やけど)

「ひまわり」もやさしい色使いでいい。

特にいいのが「ひまわり」の横に飾ってあるロブスターの絵。

白みがかった緑色の背景に何種類もの赤系の色を使って描かれたロブスターは僕の目を釘付けにした。

今まで行った美術館にゴッホの絵はあっただろうに、なんでゴッホをちゃんとみてなかったんだろうと後悔するくらいだった。

来てよかった、国立美術館。



そしてロンドンと言えばやっぱり大英博物館。

ここには日本のコーナーやなんかの映画でみたような四周を本で囲まれた部屋があってよかった。

大英博物館の内部

特に興味深かったのが、中南米の遺跡から出土した石像とか宝物。

今までイスラムやキリスト教の国で見てきたものとは全く異質なもので、これからの旅がすごく楽しみになった。

大英博物館の南米の木像



明日から3ヶ月旅したヨーロッパを離れ、未知の大陸、アメリカ大陸突入!

どんな旅になるかな〜、楽しみ!!!


We arrived at London , the last city we visit in Europe . You know , London's sightseeing spots are frre to enter ! It is friendly although public transport and restaurant are very expensive !


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